麻布大学と淵野辺小学校の地域連携教育が実現 ~地元郷土料理のオリジナル「かんこ焼き」開発の挑戦に協力~
淵野辺小学校5年4組 総合的学習(オリジナルかんこ焼き)
×
食品生命科学科 食品開発PBL・同実習(オリジナル中華まん)
小学生から本学に電話で協力オファー
麻布大学と淵野辺小学校5年4組の皆さんとのコラボレーションによる地域連携教育プログラムが実現しました。
淵野辺小学校5年4組の児童たちは、総合的学習の時間において、相模原市津久井地域に伝わる郷土料理である「かんこ焼き」を作り地域に広める活動に取り組んでいます。
「かんこ焼き」は、小麦粉の皮や山菜、きのこ、小豆などの具を包んで焼いた後、蒸して作る「おやき」に似た料理です。
今回、オリジナル「かんこ焼き」開発への挑戦にあたり、本学でオリジナル「中華まん」を製造している「生命・環境科学部 食品生命科学科」へ児童の代表から直接電話による協力のオファーがありました。
本プログラムは、「令和7年度第2回淵野辺小学校運営協議会」において、「地域や大学と連携した学びの充実」として取り組むものです。
本学「高大接続・社会連携プログラム開発センター」と「生命・環境科学部 食品生命科学科」が協働し、小学校の「総合的学習」と大学の「食品開発PBL・同実習」のコラボレーション企画として実現に至りました。
麻布大学祭参加で本学オリジナル「中華まん」開発を伝授
10月26日(日)、淵野辺小学校5年4組の児童21名に加え、クラス担任の三瓶先生、田中副校長先生、保護者の方が本学の大学祭に来られました。
児童たちの熱意に応えるため、当日は「生命・環境科学部 食品生命科学科」の教員が食品開発PBL・同実習で製造した本学オリジナル「中華まん」の商品開発についての講義を担当しました。
その後、実際に「中華まん」と、同実習で並行して開発している「ブレンドハーブティー」を試食・試飲を行いました。児童の皆さんの満足した笑顔がたいへん印象的でした。
当日の流れ
- 8号館3階8303講義室に集合。
- スライドを使用して「中華まん」の成り立ちと授業の取組について解説を実施。
- 2階の食品加工実習室を見学し「中華まん」を蒸して売り場に出す工程について解説を受けました。
- 大学祭の「中華まん」の売り場にて予約券と引き換えに好きな「中華まん」を受け取りました。
- 学生が考案した「中華まん」と「ブレンドハーブティ」を試食し、アンケートに回答しました。
オリジナル「かんこ焼き」作りの挑戦へ
児童たちは、今回の講義で紹介された本学オリジナル「中華まん」のレシピを参考に、これからオリジナル「かんこ焼き」作りの挑戦を本格的に始めていきます。




<食品開発PBL・同実習について>
学生が商品を一から企画・開発し、製造から販売までの一連の流れを2年次の1年間を通して体験します。『中華まん』または『ブレンドハーブティ』のいずれかをテーマとして選択し作業します。今年度のテーマは、相模原市の農産物(大豆、ブルーベリー)の地産地消の推進です。食品開発の第一線で活躍する企業(中華まん:東葛食品株式会社/ブレンドハーブティー:株式会社LAUNCH、ALL MY TEA)との産学連携による実践的な授業です。
11月9日開催の相模原市農業まつりでは、相模原産ブルーベリーを使用したブレンドハーブティー(ティーバッグ)を販売しました。
相模原市農業まつりで食品生命科学科の学生が自ら開発したフレーバーティー「まいべるび」を紹介・販売 ―食品開発授業の学修成果を地域に発信 ―
<参考情報>
食品生命科学科特設サイト 食品開発PBL(中華まん)
食品生命科学科特設サイト 相模原ブルーベリー ブレンドハーブティー 「まいべるび」 発売
食品生命科学科公式インスタグラム@azabu_shokuhin
食品生命科学科公式エックス(旧Twitter)X @azabu_shokuhin








