麻布大学

獣医学部

獣医学科VETERINARY MEDICINE

牛たちの病気を少しでも減らしたい

臨床獣医師

北海道ひがし農業共済組合 釧路東部事業センター 浜中家畜診療所 勤務風間 啓

もともと小動物臨床を志望していたのですが、麻布大学で産業動物臨床を知って牛に強く興味を持つようになりました。
乳牛は品種改良を繰り返したために、乳熱といった乳牛特有の病気になってしまうことがあります。人間のために大切な食べ物を産み出してくれる牛たちの病気を少しでも減らしたい—そんな思いから今の職場を選びました。牛の病気をゼロにできたら、酪農家さんの負担も減るし安定した食糧供給にもつながります。地域で「あなた誰?」って言われるほど、獣医師としての自分の活躍の機会がなくなることが究極の理想ですね。

最高レベルの
動物医療に携わるために

臨床獣医師

ONE for Animals 所属 ・ DVMsどうぶつ医療センター横浜 勤務伊澤 幸甫

二次診療施設の整形外科で診察、手術に当たっています。かかりつけの獣医さんなどによる一次診療では診断が難しい疾患を扱ったり高度
な手術を行ったりするような、最高レベルの動物医療に携わりたいと思ったからです。大学卒業後に一次診療の職場で働きながら、整形外
科の研修を独自に進めて今の環境を得ることができました。より一層知識を深めるため、社会人大学院生として生理学第二研究室で学ぶことにしました。そこでの研究や仕事での実績を基に論文を発表するなどして、整形外科の獣医師として世界に貢献していきたいですね。

臨床の現場で培った学びを
創薬の研究に生かしたいです。

製薬研究員

田辺三菱製薬株式会社 勤務内田 景子さん(平成27年度卒業)

在学中は外科学第一研究室に所属し、動物の再生医療について研究していましたが、その過程で研究することの面白さを発見。卒業後の仕事として研究職をめざすようになりました。世の中のイメージでは、獣医師の仕事といえば臨床医と思われがちですが、私のように製薬会社に勤務し、新しい薬をつくる研究に携わることも重要な仕事のひとつです。現在、私が取り組んでいるのは、新しくつくられる薬の副作用を調べる研究で、ラットやマウスなどの動物を用いて毒性試験を行い、安全性を確認しています。将来、その薬を利用される患者の方を想像し、薬を使うことで生じる利点とリスクのバランスを考えながら行うこの研究は、非常に奥が深く、大きなやりがいを感じています。今後は、学生時代に獣医臨床センター(附属動物病院)で学んだ実践的な知識を生かして、より良い研究を行うことはもちろん、安全性の視点から新しい薬のアイデアを提案していければと思います。

地元の力になれることが
一番のやりがいです。

地方公務員(臨床獣医技師)

高知県西部家畜保健衛生所 勤務西 明仁さん(平成26年度卒業)

地元に戻って公務員獣医師となったのは、祖母からの勧めや、高知県が実施している獣医師養成確保修学資金を受け取っていたことなど、理由はいくつかあります。しかし、一番の理由は、高知県の産業動物獣医師が不足していたことです。自分の知識や技術が必要とされ、地元の力になれることが、強い動機となりました。現在は、家畜の疾病を防ぐ衛生管理指導や地域の畜産の振興支援などを行う、家畜保健衛生所に勤務。なかでも自分が携わっているのは、農家の皆さんと協力しながら、高知生まれ・高知育ちの貴重な和牛「土佐あかうし」の頭数を増やし、牛肉ブランドとしての価値を高める取り組みです。実際に現場に出てはたらいてみると、大学時代に学んだ「微生物学実習」や「家畜衛生実習」、さらに家畜伝染病予防法のような獣医療にかかわる法律の知識が、とても役立っています。また、在学中から診療の現場を間近で体験できたことも、大きな財産になっています。

大学で学んだ確かな基礎が
獣医師であることの支えです。

臨床獣医師

柿の木どうぶつ病院 院長山本 慎治さん(平成18年度卒業)

大学時代で印象に残っているのは、外科手術の基礎を学ぶ「獣医外科学実習」です。普段はとても優しい先生の様子が、授業が始まると一変。外科の基本となる手術前の手洗いを学びましたが、手洗いの手順を間違えると、正しく出来るまで何度も初めから行わされる。その様な厳しい指導をして下さる姿が今も目に浮かびます。そして、そのときに先生が教えてくださったのは、獣医師に必要な基礎であり、何ごとにも妥協してはいけないという心構えだったことが、自分が獣医師となった今ならよくわかります。その後、在学中に獣医臨床センターで、診療の手伝いをしながら臨床の現場に立ちあいましたが、実習で大切なことを学んでいたおかげで常に臨機応変な対応ができました。今でも何か迷ったときに心がけているのは、大学で学んだ基礎に立ち返ること。その上で高度獣医療を望む飼い主の方のニーズにも応えられるように、日常の診療を行いながら、最新の治療法を勉強することで日々レベルアップに努めています。

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