動物応用科学専攻
人と動物と環境のバランスをはかり、人類の直面する困難な諸問題の解決をめざします。
学位授与
博士前期課程 (修業年限 2年)
修 士 (動物応用科学)
博士後期課程 (修業年限 3年)
博 士 (学術)
教育理念・目的
博士前期課程 (修業年限 2年)
動物応用科学専攻博士前期課程では、日本社会の実情にあった、人と動物の健康社会を科学する人材を養成するため、動物、微生物などに由来する遺伝子、細胞、タンパク質などの機能解析とその応用、食品科学における危険要因の低減、除去及び生理活性マテリアルとしての環境改善への応用、更に「健康な動物」の持つ機能の人間生活への活用、野生動物の保全・人間社会との軋轢の軽減などの研究・教育を通して、高度な専門性職業人に必要な能力を養うことを目的とする。
博士後期課程 (修業年限 3年)
動物応用科学専攻博士後期課程は、博士前期課程(修士課程)で修得した広い視野に立って、より高度な専門性をもつ職業人、研究者及び教育者を養成するため、人と動物健康科学などの研究・教育を通してその学術的基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。
修了者の進路
研究機関/教員/食品関係企業/製薬関係企業/実験動物関係/畜産関係団体/地方公務員/国家公務員/医療機関/飼料関係企業/動物園/野生動物関係企業/麻布大学大学院博士後期課程進学/他大学大学院進学 ほか
※本専攻開設からこれまでの修了者の進路です。
専門分野
動物資源育種学 動物生殖科学 動物工学 比較毒性学 食品科学 基礎生命科学
動物行動管理学 野生動物学 介在動物学 伴侶動物学 動物資源経済学 動物倫理・文化学
動物応用医科学
ディプロマ・ポリシー(卒業又は修了の認定に関する方針)
博士前期課程(修士課程)
- 博士前期課程(修士課程)にあっては、所定の修業年限である2年以上在学し、必修・選択両科目を併せて30単位以上を修得し、必要な研究指導を受け、かつ修士論文を提出した者について行う学位論文の審査及び最終試験に合格した者に、修士(動物応用科学)の学位を与える。
- ただし、博士前期課程(修士課程)に1年以上在学し、所定の課程修了必要単位数を修得し、かつ特に優れた研究業績を上げ、指導教員を含む3人以上の本研究科教授会構成員が推薦し、修士論文を提出した者について行う学位論文の審査(ルーブリック評価)及び最終試験に合格した者には、修業年限の特例により修士(動物応用科学)の学位を与える。
- 博士前期課程(修士課程)修了に当たっては、以下の水準に到達していることを目安とする。
- 幅広い視野に立った学識を有し、動物、微生物などに由来する遺伝子、細胞、タンパク質などの機能解析とその応用、食品科学における危険要因の低減、除去及び生理活性マテリアルとしての環境改善への応用、更に「健康な動物」の持つ機能の人間生活への活用、野生動物の保全・人間社会との軋轢の軽減などの研究領域に関する高度な専門知識を習得している。
- それぞれの専門領域における科学的な課題設定方法、論理的思考、各分野の先端的知識の収集及び実験手法など基本的な研究技術を習得している。
- それぞれの研究成果を学会等において公表するために必要なプレゼンテーション能力及びコミュニケーション能力を身に付けている。
博士後期課程
- 博士後期課程にあっては、所定の修業年限である3年以上在学し、必修科目12単位
以上を修得し、必要な研究指導を受け、かつ博士論文を提出した者について行う学位
論文の審査及び最終試験に合格した者に、博士(学術)の学位を与える。 - ただし、博士後期課程に2年以上在学し、所定の課程修了必要単位数を修得し、かつ
特に優れた研究業績を上げ、指導教員を含む3人以上の本研究科教授会構成員が
推薦し、博士論文を提出した者について行う学位論文の審査(ルーブリック評価)及び
最終試験に合格した者には、修業年限の特例により博士(学術)の学位を与える。 - 博士後期課程修了に当たっては、以下の水準に到達していることを目安とする。
- それぞれの専門領域における高度な学識(専門的知識と見識)並びに研究技術を習得している。さらに、その学識と研究技術に基づいて独自に課題を設定し、それを解決・展開できる能力を身に付けている。
- 必要に応じて他の研究者及び研究機関との連携を図ることができる能力を身に付けている。
- 研究成果を国際的に公表するために必要な英語でのプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力及び論文作成能力を身に付けている。
- 上記3点の能力を通じて、人と動物の健康社会に貢献する高度な専門性を持つ職業人、研究者及び教育者としての資質を備えている
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)
博士前期課程(修士課程)
- 専門分野や専攻科目の枠を超えた幅広い学識を共通科目の講義により習得させる。
- 動物応用科学に関する専攻科目の専門的知識を、各専攻科目に配当された授業科目の講義、演習並びに実験・実習により習得させる。
- それぞれの指導教員のもとで、研究指導を受けながら研究課題に積極的に取り組み、修士論文としてまとめる。これにより、科学的な課題設定方法、論理的思考、各分野の先端的知識及び実験手法について学ばせる。
- 研究成果を学内の課程修士論文中間発表及び論文発表会で発表させるとともに、学外の学会等において発表することを支援する。これにより、プレゼンテーション及び質疑応答能力を養わせる。
博士後期課程
- それぞれの指導教員との討論のもと、自ら主体的に各分野の先端的な研究課題に取り組み、博士論文としてまとめる。これにより、課題解決方法、論理的思考、発展的な課題設定方法についてより深く学ばせる。
- 研究成果を学内の課程博士論文中間発表及び論文発表会で発表させるとともに、国内外の学会及び学術誌において発表することを支援する。これにより、日本語のみならず、英語を始めとする外国語でのプレゼンテーション及び質疑応答能力を養わせる。また、対外的な評価を受けることで、自己の研究能力を客観的に評価する機会を与える。
アドミッション・ポリシー(入学者の受入れに関する方針)
博士前期課程(修士課程)
博士前期課程(修士課程)では、人と動物の健康社会を科学する高度な専門性職業人の養成を目指す。そのために次のような人物を求めている。
- 学部の専門にかかわらず,人と動物の健康を科学する動物応用科学の基礎となる生物学,化学の基礎知識を持ち,かつ国際化に対応できるだけの語学力を備えている人
- 動物応用科学に強い関心を持ち,新しい知識の吸収意欲があり,かつそれらの知識を科学的発見及び問題解決に結びつけようとする意識のある人
- 動物応用科学の社会的使命をよく認識し,リーダーシップと協調性を持って問題解決に果敢に挑戦しようとする意欲を持っている人
博士後期課程
博士後期課程では,博士前期課程で修得した幅広い視野に立って,より高度な専門性を持つ職業人,研究者及び教育者の養成を目指す。そのために次のような人物を求めている。
- 動物応用科学に関連する諸科学の基礎知識を持ち,かつ国際的な視点を持ち合わせている人
- 動物応用科学に関する新たな知識の創造及び新技術の開発に取り組み,それによって人類と動物の福祉,社会の平和,生物としての共生並びに文化の進展に貢献しようとする意識のある人
- 動物応用科学にとどまらず,新たな学際的な研究領域に果敢に挑戦しようとする意欲を持っている人