令和5年度 市民大学「麻布大学コース」 開催のお知らせ
【趣旨】
地域の高等教育機関と、市民及び行政の連携に基づき、市民の学習ニーズに応えると共に、社会が抱える諸課題の解決に寄与することを目的とした講座を開催します。
【市民大学とは】
大学・専門学校のキャンパスや公共施設で、教授・講師陣の講義が受けられます。 相模原・座間に在住/在勤/在学の15才以上の方ならどなたでも受講できます。現代社会の諸問題は多様化・高度化しています。私たちは、広く社会一般、また身近な生活の問題について知ったり、考えたり、行動したりする必要があります。市民大学は生活を豊かにするための知恵を得ることができる学習機会です。
さがまちコンソーシアム「市民大学」講座のお申し込み
申込期間:9月1日(金)~9月14日(木)
(インターネット申し込みの場合は17:00まで|郵送の場合は必着)
※初めて受講を希望される方は事前に受講登録が必要です。 受講登録>>>
開講講座 詳細
- 【対面開催】生命・環境科学部|環境問題の過去・現在・未来
- 【対面開催】獣医学部|ヒトと動物の共生科学-与えるもの、与えられるもの-
(1)【対面開催】生命・環境科学部「環境問題の過去・現在・未来」
麻布大学コース B2320203
時代とともに環境問題は様変わりしてきました。過去から現在に至るまで、日本や世界がどのような変遷をたどり、今後どのような考え方が必要となるのか、最前線で分野を見つめてこられた先生方にご講演いただきます。
- 【第1回】私達が日常生活で使用する化学物質は目的も種類も使用量も時代と共に変化(増加)してきました。代表的な物質である合成洗剤やパーソナルケア用品を例に、それぞれの時代における生活の質への市民の要望の変化と水質汚染の変遷を紐付けて振り返ります。そして、今後に問題となってくると考えられる化学物質によって水環境にどのような影響が生じると予想されるのかを考えてみます。
- 【第2回】産業革命期のロンドン、乱立する工場の煙突掃除人に陰嚢がんが報告されました。約 100 年前、ウサギの耳にコールタールを塗布して人工的にがんを作ったのは山極勝三郎博士です。1980 年代にはディーゼル排ガス中に強力な発がん物質が見つかりました。そして現在も、大気中の微小粒子状物質、いわゆる PM2.5 が問題となっています。第2回は、大気汚染物質、特に粒子状物質を中心に、発がん性や遺伝毒性のエピソードをご紹介します。
- 【第3回】近年、地球温暖化によって猛暑日や豪雨が増えています。20 世紀後半以降、地球温暖化の実態把握や予測は飛躍的に向上してきました。その変遷を振り返り、分かってきたこと、まだ分からないこと、人間社会への様々な影響などについて、最新の予測結果を交えてご紹介します。地球温暖化が進むにつれて、人間活動が地球の成り立ちを変えつつあるとも言われるようになってきました。これからの地球に想いを馳せながら、これからの環境問題について考えてみます。
講座プログラム | ||
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回 | 開催日 | 内 容 / 講 師 |
1 |
10月13日(金) |
身近な化学物質による水質汚染の変遷 |
環境科学科 特命教授 稲葉 一穂 |
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2 | 10月20日(金) |
大気汚染物質の発がん性~粒子状物質を中心に |
環境科学科 教授遠藤 治 |
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3 |
10月27日(金) |
地球温暖化〜どこまで分かったか?これからどうなる? |
環境科学科 特任助教髙田 久美子 |
(2)【対面開催】獣医学部「ヒトと動物の共生科学-与えるもの、与えられるもの-」
麻布大学コース B2320204
麻布大学では「ヒトと動物の共生科学」を大きな主題に、ヒトと動物のよりよき関係を築くための研究教育を、遺伝子や細胞レベルから生態や社会活動レベルまで広く行なっています。2024 年度からは新たに獣医保健看護学科を開設し、ヒトと動物のよりよき関係をつなぐ専門性の高い人材育成を進めていきます。今回の講座では、我々の生活の中で身近に関わってくるヒトと動物の関係性について、「与えるもの」「与えられるもの」の視点から、オムニバス形式で講演します。
講座プログラム | ||
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回 | 開催日 | 内 容 / 講 師 |
1 | 10月25日(水) |
イヌはなぜヒトの「最良の友」になったのか? |
動物応用科学科 准教授永澤 美保 |
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2 | 11月1日(水) |
イヌやネコとの暮らしのコツ |
動物応用科学科 講師久世 明香 |
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3 |
11月8日(水) |
"歯周病"からヒトと動物の共生を考える |
獣医保健看護学科(予定) 教授島津 德人 | ||
4 |
11月15日(水) |
畜産におけるアニマルウェルフェアの経済学的 考え方:生産力と外部化コストをキーワードに |
動物応用科学科 教授大木 茂 | ||
5 |
11月29日(水) |
動物性ゲノム編集食品は食べても安全か? |
動物応用科学科 講師寺川 純平 |
さがまちコンソーシアム「市民大学」講座のお申し込み
申込期間:9月1日(金)~9月14日(木)
(インターネット申し込みの場合は17:00まで|郵送の場合は必着)
※初めて受講を希望される方は事前に受講登録が必要です。 受講登録>>>
【お問合せ先】
さがまちコンソーシアム事務局内 市民大学担当
TEL:042-703-8550 月~金曜日(祝日を除く)午前9時~午後5時まで