
JAHAから将来の愛玩動物看護師へのメッセージ ~想いでつなげるOne Well-beingな業界~

獣医保健看護学科の1年次を対象とした「キャリアデザイン基礎」の授業において、5月23日(金)に公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)副会長上野弘道氏から、JAHAが目指すOne well-beingについて講演がありました。JAHAとは、2022年3月8日付けで包括連携協定を締結しており、学生を対象とした講演会は、去年に続いて2回目の取り組みとなります。
まず、JAHAの目指す動物病院・患者とその家族・地域社会をつなぐOne well-beingの説明がありました。その後、動物病院での愛玩動物看護師の仕事をイメージできるように、上野氏が務める「日本動物医療センターグループ」の実際の現場での愛玩動物看護師のオペレーション内容の他に、24時間巡回看護を実現させるために組まれた実際のシフトなどの紹介がありました。業界の中心にいる方からの愛玩動物看護師を取り巻く、薄給激務のイメージを払拭する具体的な実例を伴う講演内容に、自分達が置かれる将来を見据えて学生も真剣に聞き入っていました。
また、授業終了後に感想を聞いたところ、学生から、印象的だったという声が多かったのは、上野氏が実際に行っている宮古島での犬と猫への保護活動の話でした。宮古島への熱い想いと様々な課題に向かって自らの考えを貫こうとする実現力に感銘を受けたという話や、人や団体のつながりによって保護活動が実現していく流れに驚嘆したという声がありました。
本学の教育理念でもある「地球共生系」の核となるOne HealthとWell-beingについて、実際に、社会を牽引している方から講演を聞けたことは、学生にとても有益な時間だったと思います。
7月4日(金)に行われるJAHA連携の現場で働く方の声を聞けるワークショップを開催予定なので、さらに自分達の将来像を広げる機会として活用してもらいたいです。