麻布大学

研究・産学官連携COOPERATION

【論文】速くて正確!食品中の有害金属の検査を迅速に行う新しい方法

主な研究者:
生命・環境科学部 教授 中野 和彦

この研究は、食品(小麦やコメなど)に含まれる有害金属(カドミウムや鉛など)を調べるときに使う「基準となる試料」を、簡単に作る方法を開発したものです。正確な分析をするためには、あらかじめ「どれくらい金属が入っているか分かっている試料」が必要ですが、これを用意するのは手間がかかるという問題がありました。

そこで研究者は、小麦粉やじゃがいものでんぷんに、金属を含む特別な液体を混ぜて押し固めることで、短時間で均一な試料を作る方法を考えました。この方法で作った試料を基準にすることで、X線を使った分析(XRF)でも正確に測定できることが分かりました。

また、測定結果は、すでに正しい値が分かっている標準試料とよく一致しており、信頼性も確認されました。

この研究は、食品中の有害金属を速く・正確に測るための技術であり、食品の安全チェックや品質管理に役立つと期待されています。

論文タイトル:
Preparation of the In-House Reference Materials of the Food Grain Sample for XRF Analysis

論文掲載URL:
https://analyticalsciencejournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/xrs.70094

DOI:
https://doi.org/10.1002/xrs.70094