2026.05.18NEW獣医学部
主な研究者:
獣医学部 准教授 福山 朋季
この研究は、「ブラックゴジベリー(黒いクコの実)」の成分が、年齢とともに悪化しやすいアレルギー反応を抑えられるかをマウスで調べたものです。この実には、体のサビを防ぐ抗酸化作用や、炎症を抑える働きがある成分が多く含まれています。
実験では、マウスにこの実のエキスを飲み水として長期間(約1年半)または短期間(約1か月)与え、ぜんそくや皮ふ炎のようなアレルギー症状を起こしました。その結果、長期間飲み続けた場合のみ、肺や皮ふの炎症が軽くなり、アレルギーに関わる物質(IL-4やIgEなど)が減ることが分かりました。また、免疫細胞のバランスも改善されていました。
一方で、短期間だけ飲んだ場合は、ほとんど効果が見られませんでした。
この研究から、ブラックゴジベリーは長く続けて摂ることで、年齢による免疫の乱れを整え、アレルギーを抑える可能性が示されました。健康を保つための食品として、将来の活用が期待されています。
論文タイトル:
Modulation of age-associated immune dysfunction and allergic responses by Mongolian Lycium ruthenicum extract in murine models
論文掲載URL:
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1347861326000125?via%3Dihub
DOI:
https://doi.org/10.1016/j.jphs.2026.02.004