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大野北公民館成人学級で環境科学科の学生・教員がワークショップ実施「地域の水 鹿沼公園グリーンマップ」

麻布大学生命・環境科学部 環境科学科の村山史世教授と学生たちが、相模原市立大野北公民館の学習プログラムを企画・実施しました。
相模原市内の公民館では、家庭や社会の課題について市民が主体的かつ共同で学び、より良い地域づくりに活かしてもらう取り組みの一つとして、公民館区ごとに成人が委員会を組織して準備・運営を行う社会教育プログラム「成人学級」を実施しています。この度、大野北公民館成人学級では「私たちのくらしと水」を令和7年度のテーマに設定し、プレ講座と6回の連続講座を開設しました。

講義中の村山教授


村山教授と学生たちが担当したのは、11月8日(土)の第3回「まちたんけん『地域の水』」でした。大野北地区にはかつて2つの沼(鹿沼と菖蒲沼)がありましたが、現在は鹿沼だけが鹿沼公園内に残っています。本講座では、この地域の水辺である鹿沼公園を受講者と大学生が一緒に散策して、気になった場所をスマートフォンで写真に記録します。その際、「水辺の生きもの」「安らぎの場所」「悲しい場所」など、地域の環境状況を表す世界共通のグリーンマップ(※)アイコンのカードも一緒に撮影し、デジタル地図にマッピングします。それを見ながら受講者と学生で気づいたことを話し合い、次回以降の調べ学習につなげます。



当日は村山教授のミニ講義のあと、受講者19人と学生7人が3班に分かれて鹿沼公園を散策しました。各班が撮影した写真は、学生のスマートフォンからクラウド上の共有フォルダにアップロードされ、その共有された写真を会場にいる学生と村山教授がGISソフト「地図太郎」でデジタル地図にマッピングしていきます。グリーンマップアイコンが写りこんだ写真には、緯度・経度の位置情報も記録されています。



公園散策後は、各班のデジタル地図を使って振り返りを行います。その際、地図の背景をOpenStreetMapや年代別の航空写真に変えながら、地域の移り変わりを確認していきます。その結果、特に鹿沼公園が整備される以前の1960年代の航空写真では、鹿沼は現在より大きく形も違うことがわかりました。

現在の地図
現在の地図(OpenStreetMap)
明治時代の迅速測図
明治時代の迅速測図
1960年代の航空写真
1960年代の航空写真
1970年代の航空写真
1970年代の航空写真

受講者からは、「鹿沼公園、相模原の宝です」「鹿沼公園を見直すことができた」「まだまだ深掘りしたい公園」「鹿沼公園を散策する中で今までにない気づきが得られた」「麻布大学の先生、学生さんたちの協力も良かった」などの嬉しい感想が寄せられました。



追伸:講座終了後、フリーの高性能web-GIS「Open Hinata 3」を知った村山教授と学生は、各班のデジタル地図を「Open Hinata 3」で改めて作成し、参加者と共有しました。デジタル地図は誰でも閲覧できます。QRコードを読み込む、またはクリックするとデジタル地図を閲覧することができます。

動画操作はカンタン!デジタル地図「Open Hinata 3」の楽しみ方

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A班の地図
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B班の地図
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C班の地図

<参考情報>

グリーンマップとは