麻布大学

研究・産学官連携COOPERATION

【論文】毎日のごはんが未来を決める ― 日本の食事指針を19年追跡!

主な研究者:
生命・環境科学部 教授 石原 淳子

この研究は、日本の厚生労働省がすすめている「健康な食事(Healthy Meal)」をどれくらい守っているかと、将来の死亡リスクとの関係を調べたものです。

これまで、この食事指針が本当に健康に役立つかは、はっきり分かっていませんでした。 研究では、日本全国の約8万7千人の男女を対象に、平均19年間にわたって食事内容と健康状態を追跡しました。参加者は調査開始時に大きな病気がなく、食事内容は質問票を使って点数化されました。その点数をもとに、「どれだけ健康な食事を守っているか」でグループ分けし、死亡リスクを比べました。 その結果、健康な食事をよく守っている人ほど、全体の死亡リスクが低いことが分かりました。特に男女ともに、脳血管や呼吸器の病気による死亡が少ない傾向が見られました。また、男性では、がんや心臓の病気による死亡も少なくなっていました。

この研究から、「健康な食事(Healthy Meal)」に沿ったバランスのよい食事は、長く健康に生きるために役立つ可能性が高いことが示されました。毎日の食事選びが、将来の健康を大きく左右することを教えてくれる研究です。 本研究は国立がん研究センターなど多機関共同研究である多目的コホート研究の成果のひとつです。詳細な内容は国立がん研究センターのウェブページもご参照ください。

国立がん研究センター > 新しい日本食パターンと死亡リスクとの関連について

論文タイトル:
Association Between Adherence to the Japanese Meal-based Dietary Guideline and All-cause and Cause-specific Mortalities: A Japan Public Health Center-based Prospective Study

論文掲載URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jea/36/1/36_JE20240495/_article

DOI:
https://doi.org/10.2188/jea.JE20240495