2026.08.21NEW獣医学部
【論文】犬の骨盤の"神経の交差点"はどこにある?手術に役立つ目印を発見!
NEW獣医学部
2026.08.21
主な研究者:
獣医学部 講師 大石 元治
この研究は、オスのビーグル犬の骨盤の中にある「骨盤神経叢(こつばんしんけいそう)」という神経の集まりが、体のどこにあるのかを詳しく調べたものです。この神経は、骨盤の中にある臓器の働きに関係する重要な神経ですが、実際の位置を見つけるための分かりやすい目印は十分に分かっていませんでした。
研究者たちはオスのビーグル犬の遺体を使い、体の横側から骨盤の中を解剖しました。そして、骨盤の内側にある空間や、神経、前立腺、直腸などの位置関係を詳しく調べました。
その結果、骨盤神経叢は、2種類の神経が合流してできており、前立腺の高さで、骨盤の内側を覆う膜の下にあることが分かりました。また、神経の前後方向の範囲も明らかになり、直腸へ向かう神経は骨盤の内側を覆う膜の下を通って直腸につながっていました。
特に、前立腺と直腸の近くにある「くぼみ」が、骨盤神経叢を見つけるための目印になることが示されました。
この研究によって、ビーグル犬の骨盤内にある神経の位置関係がより分かりやすくなりました。今後、犬の骨盤周辺の手術で、神経を傷つけないための重要な基礎情報として役立つことが期待されます。
論文タイトル:
Topographical Relationship Between the Plexus Pelvinus and Pelvic Peritoneal Reflections in Male Beagles
論文掲載URL:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ahe.70141
DOI:
https://doi.org/10.1111/ahe.70141








