2026.09.07NEW獣医学部
【論文】世界初! ペンギンの「アスペルギルス肺炎」の生前診断!
NEW獣医学部
2026.09.07
主な研究者:
獣医学部 教授 山田 一孝
ペンギンは「アスペルギルス肺炎」という病気で死んでしまうことが多く、全国の水族館や動物園を悩ませていました。早期に発見して、早期に治療開始したいのですが、困ったことに「アスペルギルス肺炎」は病原体を特定する生前診断ができませんでした。
この研究では、呼吸器症状が出ていたジェンツーペンギンにCT検査を実施し、「気嚢(きのう)」という空気をためる袋に液体がたまっていることが分かりました。
そこで、細い清潔な針を使って気嚢にたまった液体を採取しました。その液体を調べた結果、アスペルギルスという真菌が見つかりました。「アスペルギルス肺炎」の生前診断は、世界初の報告です。CTで気嚢に液体がたまっている場所を見つけ、そこから液体を採取して病原体を調べる方法が、生前診断の方法として役立つ可能性が示されました。
今後、この手法を使ってペンギンの生前診断をして、多くの命が助かるといいですね。
論文タイトル:
Antemortem diagnosis combining computed tomography and air sac fluid aspiration for aspergillosis: a case report in a gentoo penguin (Pygoscelis papua)
論文掲載URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvms/88/7/88_25-0377/_article
DOI:
https://doi.org/10.1292/jvms.25-0377








