講師 永根 大幹
プロフィール
研究テーマ
腫瘍生物学に関する研究
ヒト・イヌ・ネコにおける死因の第一位は"がん"です。新規抗がん剤や放射線治療の研究により、すべての哺乳類を対象とした治療法の開発を目指しています。
放射線被ばくに関する研究
がん放射線治療の治療成績は劇的に向上していますが、余命の延長に伴って長期的な放射線影響が顕在化しています。しかしながら、正常組織の放射線障害に関する基礎研究は十分ではなくその予防法は明らかではありません。放射線治療の副作用の低減を目指し、血管や皮膚組織の放射線応答を研究しています。
糖脂質の生物学
細胞膜には糖脂質を多く含む脂質ラフトが存在します。この脂質ラフトには受容体など多くの膜タンパク質が集積しており、細胞のシグナル伝達の足場となっています。糖脂質への介入が疾患の治療標的となりうるか、種々の疾患マウスモデルを用いて検討しています。
経歴
2015年 麻布大学 生化学研究室 助教
2014年 - 2015年 ダートマス大学 医学部 Research Associate
2010年 - 2014年 北海道大学大学院 獣医学研究科 博士課程修了
2010年 麻布大学 獣医学部 卒業
所属学会
放射線影響学会、日本酸化ストレス学会、日本癌学会、日本獣医学会