麻布大学

学部・大学院ACADEMIC / GRADUATE

講師 池田 裕美

獣医学部動物応用科学科

講師 池田 裕美
研究室
動物行動管理学研究室
所属と主な研究内容
所 属:獣医学部・動物応用科学科・動物行動管理学研究室
研究内容:動物行動学・動物栄養学(動物行動栄養学)、動物栄養生理学、動物福祉学、動物管理学
担当科目
動物栄養学、動物管理学、動物福祉論(分担)、動物行動管理学実習(分担)ほか

プロフィール

熊本県出身。鹿児島大学農学部生物生産学科(家畜管理学研究室)卒業。九州大学大学院生物資源環境科学府博士後期課程(代謝・行動制御学研究室)修了[博士(農学)]。学位取得後、学術研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)、摂南大学農学部(特任助教)を経て2023年10月より現職に着任。

「動物の心と身体を健康に!」をテーマに、動物行動学と動物栄養学を組み合わせた「動物行動栄養学」の研究を進めています。対象とするのは、産業動物、展示動物、伴侶動物、実験動物などの様々な種類の飼育下動物です。飼育下の動物たちはストレスを感じると、私たちヒトと同じように精神疾患に似た行動を示すことがあります。特に現在は、ストレスの指標とされるもののメカニズムが十分に解明されていない常同行動に注目しています。行動から動物たちの気持ちを読み取り、心の健康を保てるような研究を進めています。

行動を司るのは主に脳であり、その働きは摂取する栄養素で変化します。栄養素は心を落ち着かせるものや、身体の活動性を高めるものなど、多様な機能性を持ちます。薬物の代わりに日常的に摂取可能な栄養素でストレス行動を予防・改善できないかと研究しています。また、疾病に罹患してからでは遅いという理念のもと、早期発見に繋がる疾患のバイオマーカーの探索にも取り組み、疾患を未然に防ぐための予防研究も行っています。

ティーチング・ポートフォリオ