講師 井上 真紀
獣医学部 獣医学科
プロフィール
動物は外界の変化を的確にとらえ、適切な行動をとるために複雑な神経系を構築するように進化してきました。 神経系はどのように情報を受けとめ、処理し、様々な行動をおこさせるのでしょうか。
学習や記憶、情動などの脳の高次機能はいかにして成立するのでしょうか。少しでもこうした謎の解明につながる成果を得ようと、モデル動物を使って脳と行動の研究に取り組んでいます。
研究テーマの一つは記憶・学習における脳の働きです。学習行動実験下で脳内の電気活動を測定し、測定部分の脳が学習中にどのように働いているか調べています。もう一つはてんかんモデルラットを用いた研究で、てんかん発作を起こす機構を調べることで脳の働きを知っていこうというものです。