准教授 齋藤 弥代子
獣医学部 獣医学科
プロフィール
略歴
千葉県生まれ、山口大学獣医学部卒業、千葉市動物病院勤務、ノースカロライナ州立大学獣医神経科勤務
診療/研究活動
附属動物病院では、神経病を患う犬猫の診断や治療を行っています。診療対象疾患例としては、てんかん、脳炎、水頭症、脳腫瘍、COMS/脊髄空洞症、椎間板ヘルニア、脊髄奇形、脊髄腫瘍、変性性脊髄症、重症筋無力症、末梢神経疾患、筋疾患などです。獣医療において神経病は比較的新しい分野であり、より良い治療を動物に施すためには、事実を明らかにし、確立しなければいけないことがまだたくさんあります。「動物のための」医療の発展を目的として、特に犬・猫の神経病に対する診断法の確立と治療法の開発に関する研究を行っています。
主な研究テーマ
- てんかんの外科的、内科的治療法の開発
- MRIを利用した髄液動態の解明と病気治療への応用
- 犬のVNS術の臨床適応と発展
- 脳波やMRIを用いたてんかん診断技術の確立
- COMSとキアリ様奇形の治療法の確立
- 加速度を使用したてんかんのモニタリングシステムの構築(特許取得済み)
- 動物園動物のてんかんへの対応